Alligator(アリゲーター)とはビル・ウィリアムズ氏が開発した手法です。
移動平均線をベースに開発していて3本の平滑移動平均線(SMMA)を使用しています。
ビル・ウィリアムズ氏は個人、機関投資家は、トレンドが強い時期に利益が集中する傾向があって金融市場や証券の相場はトレンドの状態が15~30%で、残りの70~85%は横ばいで推移すると考えています。
Alligator(アリゲーター)の使い方
TradingViewでの表示方法ですが、インジケーターからAlligatorで検索するかテクニカルから選択します。
表示するとフィボナッチ数の13日、8日、5日の平滑移動平均線(SMMA)が表示されています。
設定もアリゲーター(ワニ)に関連する項目になっていてワニのアゴ(長期)、ワニの歯(中期)、ワニの唇(短期)で分かれています。
ワニが口を開けるとトレンドが始まって口を閉じるとトレンドが終了となります。
ビル・ウィリアムズ氏は、このインジケーターを「盲目のニワトリも、いつも同じ時間に餌を与えれば、トウモロコシを見つけるだろう。」と、納屋のイメージで表現しました。
Alligator(アリゲーター)の計算式
$$SUM1 = SUM (終値, N)$$
$${SMMA1} = {{SUM1}\over{N}}$$
以降の計算
$$PREVSUM = SMMA(i-1) ×N$$
$$SMMA(i) = {{(PREVSUM-SMMA(i-1)+終値(i)})\over{N}}$$
N:平滑移動平均の期間
SUM1 : N期間の終値の合計。
SMMA1 : 最初のローソク足の平滑化移動平均です。
SMMA(i) : 最初の期間を除いた、現在のローソク足の平滑化移動平均。
PREVSUM : 直前のローソク足の平滑化された合計。
Alligator(アリゲーター):パーフェクトオーダーでトレンドに乗る
青い枠の部分がワニが口を開けて3本のラインが並んだパーフェクトオーダーが発生しています。
Alligator(アリゲーター)とウィリアムズ・フラクタル (Fractals)を組み合わせる
TradingViewでの表示方法ですが、インジケーターからWilliams Fractalsで検索するかテクニカルから選択します。
ウィリアムズ・フラクタル (Fractals)はAlligator(アリゲーター)と同じビル・ウィリアムズ氏が開発したインジケーターです。
高値と安値に反転ポイントを表示できるのでパーフェクトオーダー中のスキャルピングに使えそうです。
スキャルピングをする時にはトレンドの向きに合わせてトレードをすると利益が増えやすいです。
TradingView公式のウィリアムズ・フラクタル (Fractals)の初期設定の期間は2日ですが、三角の数が多すぎたので期間を7日にして調整しました。
Alligator(アリゲーター)とCCIを組み合わせる
相場の過熱感がわかるCCIとAlligator(アリゲーター)の組み合わせです。
TradingViewでの表示方法ですが、インジケーターからCCIで検索するかテクニカルから選択します。
CCIの買われ過ぎや売られ過ぎの状態から反転していて、ウィリアムズ・フラクタル (Fractals)のシグナルも同時に発生しています。