AOオシレーター（Awesome Oscillator）はビル・ウィリアムズ氏が開発したインジケーターです。
短期から長期トレードで利用可能なオシレーターになります。
計算方法は5日間の単純移動平均（SMA）と34日間の単純移動平均（SMA）との比較で計算されます。
インジケーターの計算は終値をよく利用しますが、AOオシレーターは中間値を使用しています。
中間値を利用する事でボラティリティを正確に測定できように調整されています。
AOオシレーターの使い方
AOオシレーターをTradingViewで利用する方法ですが、インジケーターから『ao』で検索するか、テクニカルから公式のインジケーターを利用できます。
AOオシレーターの見方
中央がゼロラインになっていてゼロラインの上が買いで、ゼロラインの下が売りです。
緑色のバーは上昇を表していて、赤色のバーは下降になります。
売りの状態で緑色のバーが表示された時は反転する可能性がありますが、ゼロラインを上回る事がなければ戻り売りの状態でトレンドが継続する可能性があります。
ゼロライン クロスオーバー（Zero-line crossover）
AOオシレーターのヒストグラムが中央のゼロラインをクロスした時にトレンドが反転する可能性があります。
これは短期的な相場の勢いが長期的な勢いを超えた状況です。
ツインピークス（Twin peaks）
ゼロライン以下に２個の山がありますが、1個目の山よりも２個目の山が小さくなっている事が条件です。
次にゼロライン以下で1本以上の緑色のバーが発生してから、また赤色のバーに切り替わってから再度、緑色のバーが発生するとエントリーのタイミングになります。
ソーサー（Saucer）
上記のチャートでは下降トレンド中ですが、ヒストグラムがゼロライン以下にいる状態でバーが緑色になった場合でも再び赤色のバーに変わっている時は戻り売りの状態でトレンドの継続を示唆しています。
MACDとAOオシレーターとの比較
AOオシレーター ＝ 5日間の単純移動平均（SMA） ー 34日間の単純移動平均（SMA）
MACD ＝ 12日間の指数平滑移動平均（EMA） ー 29日間の指数平滑移動平均（EMA）
ヒストグラムはMACDが反応が良くてMACDのラインの形がAOに近い感じになっていてMACDのラインのクロスはAOオシレーターより少し遅くなっています。
EMAで計算しているMACDの方が反応が良いのでAOオシレーターと併用しながらトレードする事が可能です。
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