DPO(Detrended Price Oscillator)とは日本語に翻訳するとトレンド除去プライスオシレーターと言います。
1991年に William Blau によって開発されたオシレーターで価格からトレンドを除去し、短期サイクルをより容易に識別できるようにするオシレーターです。指定された期間より長いサイクルが除去され、短期サイクルのみが残ります。DPOは左にずらされているため、価格の天井と底に合わせてインジケータが整列されます。
DPOは単純移動平均が元になっていて直近の平均価格と比較してゼロレベルより上か下かでトレンドの変化がわかるようになります。
指定期間以外の価格のサイクルは削除されるので短期間のサイクルを調べる事が可能です。
DPOは通常20 ~ 30の期間で計算しています。
DPOの使い方
DPOは、天井と底を識別し、サイクルを特定するために使用されます。天井や底間の期間を数えることで、サイクルを推定することができます。TradingViewには公式のDPOがありますので、インジケーターで画面を開いてdpoで検索すると表示されますので選択してください。
トレンドの転換を見極める
DPOが急激に動いた時にはトレンドが転換する可能性が高くなります。
ゼロラインのクロスオーバーで判断する
ゼロラインを上回ると移動平均線を上回っている状態なのでロングのポジションを持つか判断して
ゼロラインを下回ると弱気の状態でショートのポジションにするか判断します。
DPO単体では売買の判断が難しいので、別のインジケーターなどを併用します。
ろうそく足のパターンを併用して判断する方法も人気があります。
出来高とDPOを併用する
DPOの相性の良い手法として出来高と併用して利用する事ができます。
出来高が少ない時には精度が下がりやすいのでボリュームがある時間帯と狙うと良いです。
DPOの計算式
DPO = 終値 (n/2 + 1 期間前の値) – n 期間のSMA
TradingViewのPremiumプランは秒足やインジケーター25個同時利用可能。無料プランから有料アップグレードで最大30ドル分の特典が、こちらから貰えます。30日間のPremiumプランお試しも可能です。