ファンダメンタルとは経済用語で「基礎的事項」の意味で為替相場では雇用・生産・物価などを分析してトレードをします。
スキャルピングでファンダメンタル分析は必要?
基本的にスキャルピングではテクニカル分析を使用しますが、ファンダメンタルでトレードする場合は経済指標後の相場や株式市場や長期金利の動きを確認します。
経済指標後の相場でスキャルピング
経済指標の発表直後は値動きが荒くなるのでスキャルピングで短期間で稼ぐことも可能です。
値動きが荒くなるとテクニカル分析が機能しにくい状態ですので早めの損切りも必要です。
急落・急騰を繰り返す時もありますのでロットを下げてスキャルピングをすると損を最低限にできます。
株式市場の動きに合わせる
米ドル円の東京時間の取引は日経平均株価のチェックも必要です。
基本的に日経平均が上がると円安になって、アメリカ市場がオープンしてダウ平均株価が上がるとドル高になりやすいです。
日本は輸出企業が多い国で円安になると株価が上昇、円高になると株価が下落します。
長期金利の動きに合わせる
米ドル円でトレードする場合は米国の10年国債利回りを確認します。
長期金利が上がると国が成長を期待している状態でドル高になりやすいです。
長期金利の決め方:投資家が債券を売買する事で変動します。
短期金利とは?スキャルピングに影響はある?
短期金利(政策金利)とは中央銀行(日本では日本銀行)が決めます。
日本の短期金利は?
2022年9月現在、日本はマイナス金利で民間の金融機関が日本銀行にお金を預けるとお金を取られる状態です。
民間の金融機関が低い金利を利用して積極的に企業や個人に融資をする事で景気の向上を促す政策になります。
アメリカの短期金利は?
アメリカでは国内のインフレ対策として金利を上げている状態になっています。
短期金利を上げる事で民間の金融機関がローンの金利を上げる必要がありますので、景気を抑制する効果があります。
2通貨間の金利差があるとどうなる?
為替相場は通貨間の金利差で変動しやすいので、日本とアメリカの金利差が開いた状態で円安ドル高になっています。
短期金利は長期投資向けでスキャルピングでは影響が少ないので金利がどのような状態かを頭に入れておく程度で良いと思います。