MFI(マネーフローインデックス)とはビル・ウィリアムズ氏(Bill Williams)が開発したインジケーターです。
価格と出来高のデータで売られ過ぎや買われ過ぎを判断できるオシレーターになります。
MFIの使い方
MFIは0から100までの数値で表していています。数値が80を超える場合には買われ過ぎの状態で、20以下の場合は売られ過ぎのシグナルが発生います。
一番左端の垂直線と右端の垂直線のシグナルは騙しですが、他の部分は反発しています。
22時間程度で11回のシグナルが発生して当たったのが少し反発したのを含めて5本なので今回のチャートでは45%程度の的中率です。
時間足が長い場合やレンジ相場だと的中率は変化しますので状況に応じて調査してトレードしてください。
RSIとの違いですが、RSIは価格を元に計算していますが、MFIは出来高と価格を元に計算しています。
TradingViewでMFIの使い方
TradingViewでMFIを使いたい時ですが、検索に『mfi』と入力するか、テクニカルから公式のMFI(マネーフローインデックス)が見つかります。
コミュニティスクリプトにも色々とあるので、公式のMFIと比較しながら選んでください。
デフォルトの設定期間は14が多いです。
MFIのダイバージェンスでトレンドの反転を狙う
MFIでは、上昇が続いている状態でも、チャート上の価格は下落を続けています。これはダイバージェンスが発生している状態で、基本的にはトレンドの終了と反発の可能性があります。
MFIとRSIを比較
RSIとMFIが同時にシグナルが発生した場所に垂直線を引いています。22時間で6本シグナルが発生して反発した回数は3回なので50%の確率です。
RSIだけを見ると10回シグナルが発生して5回反発で50%になっています。
MFIはRSIより反応が早い先行指標になっていて1分足では違いがないように見えますが、1時間足などの長い時間足はMFIが反応が早いです。
通常は同じような動作をするMFIとRSIの併用はしないので、状況に応じてどちらかを利用してください。
移動平均線とMFIを組み合わせてトレンドフォローをする
MFIは期間14の移動平均線は期間100の単純移動平均線(SMA)です。
移動平均線を下回った後のプルバックの時にMFIの値が80になっている所を狙います。
チャートでは徐々にMFIの値が低くなったと同時に移動平均線より価格が離れている状況です。