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QQEインジケーターを使ったスキャルピング戦略と、QQEとボリンジャーバンドの組み合わせ

QQE(Qualitative Quantitative Estimation)は、オシレーター系のインジケーターで、開発者であるJohn Bruch氏によって、買われ過ぎや売られ過ぎを判断するために設計されました。

この記事では、スキャルピングに適した使い方を検証し、最強のQQEインジケーターについて解説します。

QQEは、RSIをベースに指数平滑移動平均(EMA)で計算することで、市場ノイズを低減します。一般的に、EMAやMACDと組み合わせて利用されることが多いです。

QQEの使い方

GBPJPY 1分足

RSIと同様に、QQEでは30%以下が売られ過ぎ、70%以上が買われ過ぎの状態と判断されます。QQEは、ATR(Average True Range)の高速と低速のラインで描かれています。

ただし、トレンドが発生した際には、RSI同様、底や天井に張り付いた状態になりやすいため注意が必要です。

QQE signals

TradingViewのGBPJPY1分足チャートに3つのQQEインジケーターとEMA100日を表示しています。

このチャートには、QQE signalsが追加されています。

エントリーのタイミングは、緑色のLongと赤色のShortが表示されている時、あるいは移動平均線で反発しシグナルが発生した時を狙います。

QQE

上から1番目のインジケーターは、QQEです。

FastAtrRSIが緑色で、SlowAtrRSIが赤色です。赤色の線が緑色の線をクロスした際にシグナルが発生し、買われ過ぎや売られ過ぎの状況でトレードを行います。

QQE MOD

上から2番目のインジケーターは、QQE MODです。これは、QQEをヒストグラムで表示するもので、売られ過ぎや買われ過ぎのチェックが簡単になります。

また、50MAのボリンジャーバンドのゼロライン機能があり、そのゼロラインとQQEが一致した時には赤色または青色になります。

それ以外の場合は灰色になります。

QQE MT4 Glaz-modified by JustUncleL

QQE MT4 Glaz-modified by JustUncleLは、シグナルが発生している時に表示されるように設定できるインジケーターです。

https://jp.tradingview.com/script/34U0KMEK-QQE-MT4-Glaz-modified-by-JustUncleL/

チェックするパラメーターには、以下のものがあります。

Show Smooth RSI,QQE signal crosses(RSI、QQEシグナルがクロスする時に〇を表示)
Show Smooth RSI Zero crosses(RSIのゼロクロスを■で表示)
Show Smooth RSI Thresh Hold Channel Exits(RSIのスレッシュホールドチャンネルの終了を◇で表示)

QQEのダイバージェンスでトレンドの反転を見極める

QQEを使ってダイバージェンスでトレンドの反転を見極めることもできます。

チャート上で相場が上昇している状態でダイバージェンスが発生した場合、その後しばらくして相場のトレンドが終了し、下降することがあります。

また、相場が下降中に発生するヒドゥンダイバージェンスも重要であるため、チェックしてください。

一部のトレーダーにQQEインジケーターが最強と呼ばれる理由

以下では、QQEインジケーターが最強と呼ばれる根拠について解説していきます。

  1. RSIベースのオシレーター系インジケーター: QQE (Qualitative Quantitative Estimation)は、RSI (Relative Strength Index)をベースに開発されたオシレーター系インジケーターです。これにより、売られ過ぎや買われ過ぎの状況を見極めることが可能になります。
  2. ノイズの軽減: QQEインジケーターは、RSIを指数平滑移動平均 (Exponential Moving Average, EMA)で計算することで、市場ノイズを軽減します。これにより、より正確な売買シグナルを得ることができます。
  3. 他のインジケーターとの相性: QQEインジケーターは、他の有名なインジケーターとの組み合わせが非常に効果的です。例えば、EMAやMACDと組み合わせることで、さらに強力なシグナルを得ることができます。
  4. ATRを利用したシグナル発生: QQEインジケーターは、ATR (Average True Range)の高速と低速のラインを用いて描かれています。赤色の線(Slow ATR)が緑色の線(Fast ATR)をクロスした時にシグナルが発生し、売られ過ぎや買われ過ぎの状況でトレードが可能になります。
  5. トレンドの反転を捉えるダイバージェンス: QQEインジケーターを使って、ダイバージェンスを検出することで、トレンドの反転を見極めることができます。ダイバージェンスが発生した後、相場のトレンドが終了し、反対方向に動くことがしばしばあります。
  6. シンプルで直感的な表示: QQEインジケーターは、チャート上でシンプルかつ直感的な表示が可能です。これにより、初心者でも簡単に理解できるようになっています。また、複数のバリエーションが存在し、自分に合ったインジケーターを選ぶことができます。
  7. 豊富なカスタマイズ性: QQEインジケーターは、多くのカスタマイズオプションが用意されており、自分のトレードスタイルや好みに合わせて設定を調整することができます。これにより、独自の最適なシグナルを得ることが可能です。
  8. バックテストの容易さ: QQEインジケーターは、過去のデータを利用してバックテストを行いやすくなっています。これにより、実際の取引を行う前に、システムの有効性を検証することができます。

これらの理由から、QQEインジケーターは最強と呼ばれるにふさわしい特徴を持っています。状況を正確に把握し、効果的な取引タイミングを見つけ出すことができるこのインジケーターを、ぜひあなたのトレードに取り入れてみてください。

この記事では、QQEインジケーターを使ったスキャルピング戦略や、QQEとボリンジャーバンドの組み合わせについて解説しました。

一部のトレーダーに最強と呼ばれているQQEインジケーターを駆使し、市場の買われ過ぎや売られ過ぎを判断し、適切なエントリーのタイミングを見極めることができれば、FXトレードの成功率を向上させることができるでしょう。

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